酒とポテチと僕

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ps4 デトロイト 感想

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なんかすごいゲームでした。これまでにないものを遊べた感じですね。膨大な分岐があって、プレイヤーの意思で物語が進んでいくところがとても新しく面白いところでした。製作者のこだわりがめちゃくちゃこもってるゲームで、熱意が伝わってくるかなりの良作だと思います。

 

システム

基本は、アンドロイドを操作して、膨大な選択肢を選んでいくゲームですね。選択肢を選んでいくゲームというと、ギャルゲー、エロゲーといったアドベンチャーゲームが連想されますが、デトロイトは受け答えとしての選択肢だけではなく、行動としての選択肢が無数にあります。また、自分の意思でキャラを動かして選択していくので、没入感がすごいゲームになってると思います。選ばなきゃいけない選択肢も、誰かを殺すかどうかとか、かなり重い選択肢が多くて、さらに時間制限もあるので、こんな短時間で選べねーよ!ってなりながら選択する必要があります。実生活ではここまで重い選択をすることはたさないですが、ある程度時間制限がある中で日々選択しながら生きていってるので、システムとして、すごいリアリティのあるゲームって感じですし、だからこそ没入感が深まっていると思います。たぶん人によって行き着く結末は変わってて、それは人によって判断が異なってて、みんながみんな違う人生を歩んでるからなんだと思うんですよね。

また、アンドロイドを操作してる感覚が伝わってくるシステムになってるのも面白いところでした。立ち上がるとかドアを開けるとか、細かい動きに全部操作がついてて、面倒い部分もあるんですが、一つ一つコマンド入力に従って動いている感じが、アンドロイドっぽく感じられました。特に変異する時に、ボタンを連打してシステムの壁を打ち破る演出は結構凝ってて、ロボットが感情を得る瞬間が上手く表現されてたと思います。

 

シナリオ

デトロイトは3人の主人公がいて、三者三様のシナリオが進んで行きます。プレイヤーの選択によりエンディングがかなり変わりますが、私が最初にやったときは、マーカスが戦争に勝って、コナーが味方になり、カーラは最後の最後で死んでしまうエンディングでした。

マーカスルートに関して、最初は平和的に行こうと思ってたのですが、途中でせっかくだし過激にやってみるかと思って、街を破壊したり、警官を殺したりしてたら、人類との対立ルートに入りました。結局、人類との対立に勝って、マーカスとコナーは生き残りますが、世論が最悪だったので、最後にカーラが国境のゲートで殺されてしまいました。私はこんなルートでしたが、人によってさまざまなエンディングになるでしょうね。一応途中からやり直して、3人生存ルートもやりましたが、一から全部やり直して他のルートも見ていくのは、ちょっと面倒なのでやらなそうです。見たシーンはスキップできるような機能をつけてくれたら、もっとこのゲームをしゃぶり尽くせたのにと、少し残念に思いますね。

各キャラのシナリオについて書くと、コナーはハンクと組んで、アンドロイド絡みの事件を捜査していくストーリーでした。現場の状況から何が起こったか予測する能力で一つ一つ分析していって捜査するのが面白く、1番好きだったパートかもしれません。舐めることで物質を特定する能力とかめちゃくちゃ便利で、コナン君の『ペロっ、これは、、青酸カリ、、』のネタを思い出しました。でもリアルにこの能力があったら、捜査のスピードめっちゃ上がりそうですね。

カーラのパートはやってて辛くなるシーンが多かったですね。最初、トッドが虐待しようとするところとか、途中頼ったやつがアンドロイドを売り捌くクソやろうだったりとか、生き残るのが厳しいパートなのでやってて心細さがめっちゃありました。また、アリスが実はアンドロイドだったと分かるところはめっちゃ鳥肌立ちました。伏線が一応あったみたいですが、初見では全然気付きませんでしたね。しんどい展開が多かったので、最終的に生存ルートに入れたときは安堵感がすごいありました。

マーカスルートは、物資を奪ったり、放送局に侵入したり、やってて楽しかったですね。マーカスはアンドロイド達の英雄的な存在でしたが、触るだけで変異させられるのはなんでなんだろと少し引っかかりました。デモ行進してるときは、目を合わせるだけで変異させられてたので、こんな簡単に変異していいんかとも思いました。平和的ルートでは、最後キスしたら助かるという、ちょっとなんじゃそら的な展開でもありましたが、世論がアンドロイドに好意的になってたら、愛し合う存在を一方的に撃ち殺してしまうと世論の反発を得ると、大統領が判断したのでしょうね。

 

舞台設定について

2038年という近未来に舞台設定したところが、個人的には秀逸だった気がしてます。このことについては、製作秘話のところでも語られてましたが、2038年という、今から18年後の割と近い未来に、アンドロイドが使われるようになり、そこから起こりうる、アンドロイドにより職を失う人達という社会問題を描いているところが、18年後にこうなっててもおかしくないなと思って、リアリティがあるように感じたし、リアリティがあるから没入できたと思います。

将来技術が進歩していって、アンドロイドがいつかは出てくると思います。その時、アンドロイドが感情を得るかどうかはわかりませんが、アンドロイドと人間が対立して、アンドロイドが自身を種として認めるように訴えるなんてことが、

このゲームをやってみると、ありえないと一蹴できないような話だと思えてきて、この先の科学技術がどうなるんだろうかなんてことも思った作品でした。

 

制作の裏側について

エンディングを迎えると、製作秘話のPV的なものが解放されるのですが、これがまたすごい良かったです。全編モーションキャプチャで作ってるみたいで、演者さんが全ての選択肢を実際に演じているので、演者さんへのインタビューなんか見ると、すごい熱のこもった作品だと感じられます。色んな選択肢を間髪入れずに演じまくっていくので、演技のブートキャンプのようなものと言われてましたね。色んな展開を演じ分けて行かなきゃいけないですし、衣装もセットもほぼないので、状況を想定して演じていくのは大変だろうなと感じましたね。

また、音楽にもかなり力が入っていて、3人の主人公に対して、それぞれ3人の作曲家が付いて劇伴を作っていったそうです。確かに主人公3人でストーリーの雰囲気がガラッと変わるので、音楽が演出としてかなり効いてたと思います。コナー編は理知的、クールな感じで、カーラ編はちょっとホラーテイストもありつつ、シリアスな感じで、マーカス編は派手でハリウッド映画の劇伴みたいな印象を感じたので、作曲家さんが違ったと聞いてなるほどなーと思いました。

こういう製作秘話が解放されるシステム、個人的には他のゲームでも是非流行ってほしいって思いましたね。ゲームという作品に対して、製作者はなんらかの熱意を込めてるはずで、そういう部分を知ることで、より作品を深く理解できると思いますね。


人によって全く異なるエンディングになるので、他の人のプレイを見るのもその人の個性が出て面白いと思います。月ノ美兎さんのプレイ動画が結構面白かったですね。最初からやるには長すぎるので、もうやらないかもですが、気が向いたら色んな選択肢をみたりするのもいいかもと思います。