酒とポテチと僕

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ぼくが子どものころ、欲しかった親になる 感想

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幡野さんの本である、ぼくが子どものころ、欲しかった親になる、の感想です。色んなところで幡野さんの文を読んでるので、この本自体の感想はわりと忘れてるのですが、おぼろげにも覚えていることを残しておきます。

前に読んだ、ぼくたちが選べなかったことを選び直すために、よりも幡野さんの子供へのメッセージという形が強いと感じました。この本も、余命が少ない幡野さんが死ぬ前に子供へのメッセージを残しておきたいというコンセプトで書かれていて、こんな風に育って欲しいみたいな子育て論とまではいかないまでも、子育てに関する幡野さんの持論のような話が多かった気がします。


優しいということについて

幡野さんは子供に『優』という名前をつけたらしいですが、幡野さんの尊敬する人は優しい人が多く、子供にも優しい人になって欲しいという願いを込めて名付けたそうです。

そして、優しいということは、本当に相手の為になるのはなにか考えられることと言っていて、確かになと共感しました。相手に対してなんでもかんでもやってあげることは、優しいとは言えないですよね。相手の学ぶ機会を奪ってしまうことになりますし、なんでも決められてしまったら、決断する機会を奪われてしまいます。本当の優しさとは、相手のためになるなら厳しいことも言うことなのかなと感じます。

あと、面白いのが、幡野さんが自分の子供に名付ける前に、候補の名前を一度名乗ってみていたというところです。自分で名前を試してみて、嫌な感じがしないか確かめることは、初めて聞きましたが、一生物の名前なので、自分が納得できるものがいいですし、確かめるために一度試してみるのは面白いと思いました。キラキラネームがどうなんだみたいな話もありますけど、自分が嫌だったりしっくりこない名前を人に授けるのはおかしな話ですよね。

流石に仕事関係だと他の名前は使えないですが、店の予約だったり名前を試してみる機会はいくらでもあって、実際に呼ばれた感じどうなのかとか試すのは確かに大事だと感じました。こういう誰もやらないことをやってるところが幡野さんらしいと思いますね。


自分の人生を生きるということ

あとは、自分で選択できるような人間になって欲しいという、幡野さんのお子さんへのメッセージもあったと思います。

近しい人に言われた通りの人生を歩むのではなく、自分の好きなことを大事にして、好きなように生きて欲しいという考えを感じました。

最近の幡野さんの人生相談のnoteで、自分で何も決められない人の話がありましたが、結局自分のアイデンティティは自分の好きなものから構成されるから、好きなものに目を向けてみてといった内容でした。自分も自身の好きなものを大事にして生きていきたいです。

自分はわりとなんでも親に決められてきたタイプなので、そのせいでちょっと決断力が弱めかなって感じます。こうしてブログ書いてるぐらいなので全く自分で考えられなくて、自分で決められない人間ではないと思ってます。親から離れて好きなことをできるようになって、すごい楽しいですし、これでいいんだと思えます。

私は決断力が弱いと書きましたが、迷った時とか何かを決める時は、なんとなくで決める時もありますが、結構色んな人の考えをきいて、その上で自分がどう思うかを精査して決めるようにしてます。なので、幡野さんの話は共感できるところが多いとはいえ、全て鵜呑みにするのでなく、色んな人の考えの中の一つかなと思ってます。

最後にまとめ的な話をすると、子育てには絶対的な正解はないと思いますし、あるとすれば、育てられた子が立派な人になればいい子育てだし、悪人になったら悪い子育てなのかもしれません。ただ人間のいい悪いなんて誰にも決められないと思いますし、やはり子育てに絶対的な正解はない気がします。ただ、この本や幡野さんの文章を読んで、個人的には、親が子供を縛り付けて、人生の方向性を全て決めてしまうのはなんか正しくない気がしました。子どももあくまで1人の人間な訳で、1人の人間としてのその人の生きたいような人生を生きるべきだと思います。自分の人生に自信を持てる人になりたいと思いますし、子供がいつか生まれたら、自分の子供にも自分で自信を持って人生を選択できる人になって欲しいと思いますね。