酒とポテチと僕

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アニメ映画 HELLO WORLD 感想

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helloworld見てきました。野崎まどさんの脚本ということで、シナリオに期待してましたが、結構面白かったと思います。小難しいSFが好きな人におすすめって感じですかね。個人的には不満もあったので、万人受けはしない人に勧めるには微妙な作品って感じです。以下ネタバレありです。

 

最後の1秒でひっくり返る

最後の1秒でひっくり返るというキャッチフレーズなわけですが、まさにこのフレーズが全てを物語ってますね。途中までは、青春映画っぽい皮をかぶってるようにも見えますが、途中からは訳わかんない展開になっていきます。それらの展開が最後の1秒で理解できるようになるという構成は、昔のエロゲを見ているようで結構好きなタイプの構成です。

最初見ている時は、崩壊する直実の世界からナオミの世界へ移るところとか、ゲートをくぐって元の世界に戻るところとか、イマイチなんでそうなるのかがよくわからなくて、少年の熱意によるマジカルパワーかよって感じで半ば強引に理解してました。

が、そこら辺の違和感もラスト1秒で解決されるわけですよね。たぶん。ナオミが起きた時にヘッドセット的なものがあったので、直美の世界は仮想空間的なところだったぽくて、カラスは実世界の一行さんだったわけです。つまりマジカルパワー起因かと思われた世界を移行する展開も、一行によるアドミニ権限的なパワーであった訳ですね。

こういう、マトリョーシカ的に階層構造が深まっていくストーリーは個人的に好みで、エロゲで言うとスマガなんかもそんな感じだったと思います。あれはメタ構造が深まっていく感じだったと思いますが。映画だと、インセプションも夢の中の夢の中の夢みたいな感じで、階層がだんだん深まっていく、技巧的なストーリーだったと思います。

この手の作品は真の階層構造が明らかになるのが、最大の盛り上がりを見せるところなのですが、今作は真の階層構造を明らかにするのが本当にラスト過ぎたところが個人的にはイマイチだったかなと感じてます。ほんとにギリギリで明かすことで、センセーショナルになりますしインパクトはものすごいですが、そのせいで分かりやすさがかなり損なっちゃっていて、なんかよくわかんないけどスゲーって感じの印象で終わっちゃった気がします。終わってから、こんな感じで色々考えないと意味不明なので親切ではない気がしますし、もう少し丁寧にラストギミックを明かしてくれた方がカタルシスがより伝わったのかなと思いました。結局話の全貌に関しては、スピンオフをみないと分からないらしく、1作品で理解しきれない作りになってしまったところもどうなんだろと感じでしまいました。

だいぶ批判的な内容になってしまいましたが、やりたいことはチャレンジングなことですし、野崎まどさんらしい引き込まれる展開で面白かったです。それだけにもう少しわかりやすくできたのかなとも思うとこが残念ですかね。まあ、分かりやすさの部分は好みだと思うので、あくまで個人の感想ということで。

 

その他

概ね、言いたいことは書いた気がするのですが、ストーリー以外の部分についても言及しておきます。本作は3Dとなっていて、楽園追放を作った制作会社らしいです。3Dが気になる的な意見もあるようですが、個人的には全然気になりませんでしたね。自分は作画とかも許容範囲が割と広くて、多少崩れてても気にならないタイプなので、今回の3Dも気になりませんでした。どんどん3Dも自然な感じになってきていて、技術の進歩を感じますね。

声優も俳優さん女優さんを使っていたので、どうなんだろって思ってましたが、結局あまり気になりませんでしたね。可もなく不可もなくって感じの印象ですかね。

 

helloworldの感想でした。最近は見たいアニメ映画が多くて、空の青さを知る人よとか冴えない彼女とかは見たいなーって思ってます。来年はsirobakoやfateもあるのでアニメ映画も色々楽しみですねー。