酒とポテチと僕

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俺ガイル13巻感想

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている 13巻読みました。12巻から一年経ってまして、12巻の内容全然覚えてなかったので、最初まるで意味わかりませんでした。なので、12巻の内容を考察サイトとかで思い出してから読みました。

俺ガイルってここ数巻ははっきりしない言い回しが多すぎて???ってなることが多いんですよね。13巻でもよくわからないことがたくさんあったのですが、interludeで色んなキャラの心情が描かれており、そこらへんは今までより分かりやすい巻だったかなって思います。

自分は考察力がないので考察サイトを回るのが好きなのですが、どんな解釈があるのか、考察サイトを見ていきたいなあと思ってます。まだ考察が出始めていなので、自分のざっくりとした所感を書いておこうと思います。ネタバレ満載なので注意です。考察めいたことを書くかもしれませんが、あくまで個人の見解です。

 

ざっくりストーリー

備忘録と思考をまとめる目的として、ざっくりとしたストーリーを書いときます。

12巻からの続きで、

・プロム中止を聞いて平塚先生に会いにいき、詳細を聞く。

・雪ノ下に会いに行き、いろはすをまず説得

・雪ノ下と対立することに

・由比ヶ浜との協力体制ができる

・戸塚、川崎、材木座に協力を仰ぐ。材木座の紹介と八幡の説得でら遊戯部を取り込む。

・由比ヶ浜とネカフェに行く。

・葉山の協力を仰ぐも断られる

・あーしさん、海老名、由比ヶ浜と海で写真撮影

・玉縄に協力を仰ぐ

・はるのんに情報リーク頼む

・ははのんのとの対峙。解決。

・雪ノ下との別れ的なやつ

こうしてみると満遍なくサブキャラも話に出てきていて、話自体は停滞せず進んでいくので、どんどん読めるというか面白い巻でした。3人の関係は相変わらず停滞してるんですがね。重たい雰囲気ですが、いろんな人の感情が重々しい感じがして、読んでて辛いというか、心揺さぶられる感じが強かったです。

あとは、これまででinterludeが1番多かった気がします。最初のinterlude以外は読むとすぐに誰の視点かわかるのですが、最初のやつはちょっとわかりにくいですね。1番最後のinterludeは雪ノ下さんですが、もう振り返らない、で終わっていて、最初のやつは何度も振り返ると言ってるので、最初のやつも雪ノ下さん視点なんじゃないかと思ってます。最初、後悔を語っていて、最後で、それが吹っ切れた、諦めたの方が近いかもしれませんが、雪ノ下さんのそういう心の変化が見えます。

 

3人を取り巻く問題

八幡、雪ノ下、由比ヶ浜を取り巻く問題について、昔からずっとズルズルやってる感じがありましたよね。この問題についてこれまであんまり理解できてなかったのですが、この巻でなんとなくわかったような気がします。

多分問題は二つあって、共依存と三角関係だと思ってます。

 

共依存

共依存については、雪ノ下が八幡に依存し、八幡は由比ヶ浜に依存している状態がはるのんによって明言されてますね。雪ノ下と由比ヶ浜の依存関係はあんまり良くわからないですが、12巻の由比ヶ浜の独白において、雪ノ下に依存したとの記述があった気がします。気のせいかも。

13巻の話の筋書きは雪ノ下と八幡の依存関係に焦点が当たっていて、プロムを通して八幡への依存をやめたい雪ノ下に対して、八幡が動いていくという感じの話でした。最終的に八幡が助けてるからこれまでと同じじゃねって気もしますが、13巻の終わり方をみると雪ノ下的には、今後八幡との関わりを断つことで依存から卒業する、みたいな雰囲気ですね。八幡もそれを受け入れていますが、八幡と由比ヶ浜の依存関係についてはあんまりメス入ってないですし、まあ次の最終巻で丸く収まればいいんですけど。。

個人的な感想を言うと、依存というと悪いことに聞こえますが、人を頼ることは人生にとって必須スキルだと思っているので、そこまで悪い状態なのかなあって思います。会社入ったら全て自分でやるのは無理だし、人にうまく仕事を振れる人が優秀な人ってイメージありますし。まあ、誰かに頼りきりで自分では何もできなくなるのは良くないですけど、雪ノ下さんとかまだ高校生だし、そこまで深刻にならんでもなあなんて思ったりします。若い時は深刻に考えがちな時期もあるかもですね。

題名にまちがっているという言葉が入っていますが、このラノベでは、しきりに正しい、間違っていると言った正誤について言及されていますね。個人的には世の中に絶対的な正誤はないと思っていて、自分の思う正誤を信じればよくて、自分で間違えたと思ってもそこまで深刻にならんでもなあって思います。大抵のこと、間違えたって死ぬわけじゃないですし、だいたい取り返しつくことが多いと思いますし。さっきも似たようなことを書きましたが、間違えないようにって気にしすぎてしまうってとこが青春って感じもしますね。自分が社会に出て、青春時代を思い返せる立場になったからこそ思えることかもしれません。

 

三角関係について

もう一つの問題の三角関係について、これまた、題名に青春ラブコメと入っているので、まあ恋愛についてもテーマになってますね。

由比ヶ浜が八幡のことを好きなのは昔から分かってたことですけど、今回のinterludeではその想いの強さが顕著に表れてましたね。とても胸が痛くなりました。昔からずっと見てるとか、全部が好きだって言ってるとかもう、辛いっす。

そして雪ノ下さんも八幡のことを好きそうです。12巻で写真を大事にしてるところからも分かりますが、13巻最後に八幡と話す時の言葉からしてやっぱりそうなんやって感じがします。

そして、その二人に対して八幡が持ってる感情が私にはわからないです。。雪ノ下のことが好きという根拠はあるっちゃありますが、個人的には納得できないというか。。詳しくは次に書きます。

 

何故八幡は雪ノ下を助けるのか

今回のメインテーマと言えそうな話。今回、八幡がいろんな人に協力を仰ぎ、その度に聞かれたことですね。何故拒否られてるのに、助けようとするのって話。

平塚先生には約束したからと答え、

いろはすには責任があると言い

葉山には男の意地と言い

はるのんには奉仕精神と言ってます。

八幡の真意は読み解けないでいるのですが、雪ノ下さんに恋愛感情があるけど、素直に言えないからこんな感じで言ってると捉えられなくもないですね。特に、葉山とのやりとりでは、その感情は何か知ってるかと聞かれた際は、ごまかしてたような気がしないでもないです。ただ今のところまだ完全に恋愛感情だと断言はできないと思います。

雪ノ下との関係性は、奉仕部の仕事を通しての繋がりしかなく、八幡としては口実がないと雪ノ下と関われない。雪ノ下と関わる口実が欲しかったから、雪ノ下を助けるため動いていたのだと思います。この関わりたいという感情が恋愛感情かどうかは自分にはわからないです。由比ヶ浜に対しても、関わりを無くしたくないとは思ってると思うので、由比ヶ浜と雪ノ下を比較して、雪ノ下の方に対して恋愛感情を持ってると断言はできないんじゃないかなあと思います。

まあ私が由比ヶ浜派なので、雪ノ下エンドを信じたくないバイアスが多分にかかっていますが。。

 

いろんなキャラの話

その他いろんなキャラが今回出てきていたので、軽くでも触れておきます。

・いろはす

サブキャラの中でも存在感がかなり大きいキャラになりましたね。もともといろはすが持ってきた企画で話が進んでますし。八幡に対しては恋愛どうのこうのという感情ではなくて、純粋に奉仕部3人が仲良くしてて欲しいと思ってそうです。八幡が言った責任という言葉に反応していますが、いろはすは八幡に影響を受けて変わったわけで、自分を変えた責任を取れよみたいな感情って感じでしょうかね。

・葉山

葉山の独白では、昔の雪ノ下さんとの経緯が語られました。中途半端に関わったせいで助けるどころか状況を悪くしてしまったといった話でしたが、それにより陽乃さんに失望されたのを後悔してるようで、葉山が好きな人であるYさんは陽乃さんのことっぽいですね。八幡には自分のようになってほしくないという立場で接しているようです。

・はるのん

ボスキャラとしての風格が出てきた陽乃さん。八幡が陽乃さんに話しに行くところでは、読んでてこっちも気が重くなりました。そんな陽乃さんも八幡たちに対して嬉々として色々言っているわけではなく、気が重くなっているようです。12巻から陽乃さんの内面が描かれてきましたが、酔えないという言葉に象徴されるように、陽乃さんも理性の怪物って感じですね。指摘したら自分もいい気はしないけど、性格上間違ったことは見過ごせないといったところでしょうか。

俺ガイルの登場人物はみんななんか思うところあって複雑ですねえ。

・玉縄

再度登場の玉縄さんですが、成長してて面白かったです。また、ろくろ回しつつの玉縄節を見てみたい気もしましたが、ずっとあれだと流石に人としてやばいですね。まともになった玉縄にやり込められ、ぐうの音もでない八幡が面白かったです。みんな成長していくのが、俺ガイルの面白さですね。

 

いよいよ次で最終巻ですね。2年くらい出なかった時は、これはもう終わらないやつかと思ったので、とりあえず無事に出てくれればなによりです。