酒とポテチと僕

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劇場版 夏目友人帳 感想

先日、夏目友人帳の劇場版をみてきました。夏目友人帳についてほとんど知識ゼロでみたのですが、あったかい気持ちになる作品でしたね。綺麗にまとまった良作だと思います。せっかくなのでブログのネタにしようと思い、感想記事を書いてみます。ちなみに週間映画ランキングで1位になったそうで、結構みてる人も多いようです。ネタバレありなので注意。

 

シナリオについて

事前知識ほぼなしで見に行きましたが、作品については大体理解できました。序盤に出てくる友人との関係性とかは知らないのでよくわからなかったですが、特に問題はありませんでした。

序盤に、妖怪が見えることで虐げられてきた子供の頃の記憶を出したり、妖怪へ名前を返すシーンを入れることで、設定や背景が分かりやすかったです。化物語もそうですけどね、神谷さんのモノローグってなんかいいですよね。

主な話は、にゃんこ先生が分裂する話とむくおさんとよりえさんの話でした。にゃんこ先生が分裂する話はコミカルな感じで、にゃんこ先生の可愛さが存分に描かれてましたね。むくおさんとよりえさんの話は、こっちがメインというか主題となっている話で、心温まる話でした。あったかく感動できますね。

また、昔の友人の話とか、ちらっと出てきた妖怪などの序盤の伏線について、途中どうなるんだろうって見てましたが、終盤にすべて回収されていて、綺麗な物語だなあって感じでした。

 

メインの話

むくおさんとよりえさんの話についてもう少し書きます。むくおさんは妖怪として、周囲の記憶を改ざんし、いない人に成りかわるという能力を持っています。この能力のせいで指名手配的な扱いになっているようで、長期間同じところにいられず、住処を転々としていました。そして、今回は亡くなってしまったよりえさんの息子に成り替わっていました。

特に良かったシーンは、最後にむくおさんが街を離れて、よりえさんの記憶が戻り涙が溢れるところですよね。むくおが死んでいることがわかってしまった辛さ、妖怪のむくおとの別れの辛さもあるような気がしました。痛みを取り戻すという点では、化物語のひたぎさんを思い出したりしながら見てました。偽りの関係だったけど、妖怪のむくおの切り絵が、むくおとよりえさんのつながりの尊さみたいなのを表してる気がしましたね。

 

夏目くんの話

むくおさんとよりえさんの話を受けての夏目の感情の変化みたいなのが描かれていて、それもなんかよかったですね。

夏目は孤独なむくおさんに自分を重ねているんですけど、そんなむくおさんがよりえさんと強い関係を築いていて、そんな関係に胸を打たれる夏目くんが描かれていたような気がしました。

最後に離れてしまった旧友に再び会うシーンで、旧友に対して、夏目くんがちょっとネガティブな感じだったのが、ポジティブな感じに変わっていて、見終わった後スッキリ感がありました。

むくおさんとよりえさんのメインの話があって、それを受けての夏目くんの話もあって、物語に奥行きみたいなのがあった気がします。ヴァイオレットエバーガーデンを思い出す構成でした。

 

すっきり爽やかないい映画でした。一期から再放送とかあるなら見てみたいなあ。